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田中 宏昌*; 横山 啓一; 工藤 博司*
Journal of Chemical Physics, 113(5), p.1821 - 1830, 2000/08
被引用回数:15 パーセンタイル:43.24(Chemistry, Physical)レーザーアブレーション実験で見いだした過剰なリチウムをもつLi(OH)(n=2-5)について、理論計算により安定構造とイオン化エネルギーを調べた。n=2及び3では過剰電子がすべてのリチウム原子に非局在化した超リチウム化結合的な電子構造が、n=4及び5では過剰電子が特定部位に局在化した分離型の電子構造が最安定となる。イオン化エネルギーは構造に強く依存し、1個の酸素原子とのみ結合した末端リチウム原子の数により異性体を3種類に分類することができる。この依存性は過剰電子1個を有する最高被占軌道(SOMO)の特徴を強く反映する。
西田 雄彦; 中原 康明
JAERI-M 84-154, 43 Pages, 1984/09
加速器からの高エネルギー荷電粒子によってターゲット内に発生する多量の中性子は、核燃料の生産や放射性廃棄物の消滅処理などへの利用が考えられる。原研においても、シュミレーション・コードNMTC/JAERIを用いて、この研究が進められて来たが、今回は、その出力データ処理編集コードNMTAに、いくつかのサブルーチンを作成・追加して、発熱総量や発熱密度分布、残留核の平均励起エネルギー、消滅核種数などを計算できるようにした。また、鉛や天然ウラン、溶融塩のターゲット中での発熱量に関する予備解析を、入射粒子のエネルギーや種類、ビーム半径、ターゲット物質やそのサイズを変えて行った。本報告では、新しい計算ルーチンの解説を行うと共に、計算結果のまとめと検討を行う。
北川 盈雄*
JAERI-M 83-223, 27 Pages, 1983/12
物質中を透過するイオンに対する阻止能の研究は、この20年の間にいくつかの進展をみせた。高速領域での軽イオン阻止能については、平均イオン化エネルギーの解析が各種固体に対して行われた。また、Z項、Bloch項などの高次補正項を定量的に分離する実験も行われた。陽子及びHeイオンの阻止能の実験式がパラメータ法により高速領域から低速領域にわたって導かれ、またそのテーブル化が行われた。重イオン阻止能については、有効電荷の理論的解析が行われ、阻止能データを20~30%の精度で解析することが可能となった。本報告書は、これらの進展についてまとめたものである。
浅井 雅人; 佐藤 哲也; 金谷 佑亮
no journal, ,
103番元素Lrの第一イオン化エネルギーを実験的に決定するため、表面電離イオン化法を新たに開発し、その有効性を検証した。様々な希土類元素のイオン化効率とイオン化エネルギーの関係を測定し、表面電離イオン化プロセスを記述するSaha-Langmuirの式を用いてイオン化効率の値を再現できるかどうかを調べた。その結果、原子とイオンの励起準位の寄与を厳密に考慮することが極めて重要であり、それを考慮することで希土類元素のイオン化効率の値をSaha-Langmuirの式で精度よく再現できることを明らかにした。